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歯間ブラシとフロス、どちらを使うべきですか

歯科コラム
2018.07.05(木)

歯間ブラシとフロスどちらを使うべきですか

 

歯ブラシだけでは実は汚れは落ちません。

歯と歯の間の汚れは歯ブラシの毛先が入り込み にくいため、汚れが残ってプラークや口臭の原因になります。

歯と歯の間の汚れを落とすための補助道具として、歯間ブラシとデンタルフロスがありますが、いったいどちらを使うべきなのでしょうか。

 

■フロスと歯間ブラシ、どちらを使うべき?

結論から言えば、ズバリ2つとも使用すべきです。

歯ブラシは表面の汚れを落とすことはできますが、歯と歯の汚れをきれいに掻き出すことは難しいため、フロスと歯間ブラシが必要となるのです。

と言うのも、フロスと歯間ブラシはそれぞれ部位により使い分けることで効果を発揮するためです。

歯ブラシだけでも面倒なのに、フロスと歯間ブラシまで使うのが面倒、と思われるかもしれませんが、

歯と歯の間や、歯ぐきとの境目に残った汚れがやがてプラークとなり、

虫歯や歯周病の原因となってしまいます。

プラークをためないためにも、歯と歯の間や歯ぐきの境目の汚れを落とすことは大変重要なのです。

毎食後にフロスと歯間ブラシを使うのは大変です。

そこで是非使いたいのが、就寝前の歯 磨きの時です。

就寝前の歯磨きのときにプラスすることで、一日溜まった汚れを一気に掻き出しましょう。

お口の中がスッキリするだけでなく、プラークの形成を抑制することが可能となります。

慣れれば通常のブラッシングと合わせて5分程度でできるようになりま す。

 

■フロスと歯間ブラシの特徴と違いについて

では次に、フロスと歯間ブラシの特徴などについてお話を進めましょう。

・デンタルフロス

 フロスとは、いわゆる「糸ようじ」のことです。

 適度な長さを自分でカットするものや、 持ち手がついているものなど形状は様々です。

 フロスは、歯と歯の間に糸を通してノコギリのように行き来させます。

 こうすることで歯 の間に残っている食べかすをキレイに取り除くことができます。

 全ての歯と歯の間に使用します。

 慣れるまでは奥歯にフロスを通すことが大変かもしれませんが、慣れるにつれてコツが掴めるようになるでしょう。

 ただし歯と歯の間の隙間が大きい部分は、歯間ブラシのほうが向いています。

 

・歯間ブラシ

 歯間ブラシは、持ち手の先に針金とナイロンの毛がついているもので、L字型をしたもの やI字型をしたものがあ

 ります。

 どちらも「奥歯の歯と歯の間」および「歯と歯ぐきの 間」に出し入れすることで、食べかすを取り除きます。

 一般的に前歯は隙間が狭いため、歯間ブラシが通らないことがよくありますが、無理に通 す必要はありません。

 また歯の間に隙間がなく、歯間ブラシが通らない部分はフロスで十分です。

 無理に通そうとすると、歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。

 歯間ブラシは複数のサイズが取り揃えられています。どのサイズが適しているかわからな い場合は、

 歯科衛生士に尋ねてみて下さい。ご自身にぴったりのサイズを選んでくれると思いますので、

 気軽に尋ねてみるとよいでしょう。

 またフロスの使い方がわからない場合も、遠慮せずに尋ねるようにしましょう。

 

■フロスや歯間ブラシはどのくらいまで使用できるのか

フロスはいちど使ったら捨てることが基本です。

歯間ブラシは、先端が摩耗していなければ洗って再度使うことができます。

洗った後はき ちんと乾かすようにして下さい。数日に一本のペースで交換するとよいでしょう。

 

■歯の健康のためにも、是非フロスと歯間ブラシは使いましょう

フロスと歯間ブラシについてお話をしました。

どちらも歯ブラシでは取れない汚れを掻き出すための重要なグッズです。

歯を虫歯や歯周病などから守り、長持ちさせるためにはフ ロスや歯間ブラシは不可欠です。

面倒と思うかもしれませんが、大切な歯を守るためにも 是非使うようにして下さい。

山口 秀幸

歯科医師 山口 秀幸

豊川市の歯医者 おとわ歯科医院

豊川市にあります、おとわ歯科医院の山口です。歯のことでお困りごとがありましたら、おとわ歯科医院へご相談ください。